イチゴとアザミウマ退治

イチゴ収穫までの受難

たとえイチゴの花が満開に咲いたとしても、イチゴ自体を全く収穫できない事がある。その原因は様々なのですが、主な原因にはナメクジが挙げられます。しかし、イチゴ栽培において本当に厄介なのは花粉を食べる、あまり知られていない害虫だったりします。

さちのか栽培
ウッドチップで栽培している、さちのか

イチゴ栽培のリアル

イチゴの栽培についての本でアザミウマの記載のあるものを見た事がない(あっても対策案を書いていない)のですが何故なのでしょうかね。アレこそがイチゴ栽培においての最も難敵なのですが…。

 ナメクジは目に見えるので被害が分かり易いですが、アザミウマは小さいので被害が見えにくいです。大抵、実が大きくなって初めて被害に気付きます。アザミウマは殺し屋(アサシン)の様に隠れて悪さをするのです。

何某かの虫に喰われる

コリャダメだ👎

小さな殺し屋、アザミウマ

そもそもアザミウマとは何か?それは花托を食す小さく細長い黒や茶色の虫です。彼らが繁殖すれば、イチゴの収穫はまず期待できません。彼らが食ったイチゴの花托はその後、実となるものの成長は望めず、すぼんだようになり、カサカサした食べられない代物になってしまうのです。

何かがおかしい…

 彼らは、イチゴの花が蕾の段階の状態で既に悪さをしています。なので、見つけることは困難です。彼らを見つける為には、咲いたイチゴの花の中心を息で吹きかける。そうすると、驚いたアザミウマがヒョッコリと姿を表す。しかし、これがまた素速い。爪で潰そうにもコツがいる。爪楊枝などを使うと殺しやすいが、やはり難しい。

ワサつくめちゃウマイチゴ

アザミウマにはシナモンが効く?

そもそも、寄せ付けないのがベストです。そこで以前、とある実験をしました。アザミウマを生きたまま瓶の中に閉じ込め、その中にシナモンを入れた事があるのです。彼らはとても嫌がり、次の日には星になっていました。死んだのは、たまたまかも知れませんが、シナモン自体を嫌がっていたのは間違いありません。蕾や花にシナモンを溶かした水を吹き付けると防虫効果があるかも知れません。

目指せ、ざる一杯のイチゴ

ヘタが大きいと実もデカくなる

今年は1匹もいない

今年、アザミウマは何故かいません。去年、しらみ潰しに殺したからでしょうか。これではシナモン実験の追加検証も不可能です…もし、シナモンが本当にアザミウマに効果があるのだとすると大発見かも知れないのですが。

イチゴを狙う強者たち

イチゴの収穫までの道のりは長いです。たとえ、アザミウマが居なくなっても、ナメクジやヨトウムシなどの大食漢が待ち受けているわけです。それにイチゴに少しでもキズが付くと、そのキズをキッカケにダンゴムシが群がって来ます…更には、収穫前に雨が降ってしまえば、病気になったり、傷んだり、味も水っぽくなったりして、まともなイチゴの収穫は望めません。鳥だって横取りしてつつきます。

またしても、変な虫が…

それでも私はイチゴを栽培する

しかし、家庭で栽培すると完熟イチゴを収穫できる利点があります。しかも収穫したその場で口に頬張る事が可能なのですから、市販のイチゴとは比べ物にならない美味しさを体感できるのです。たとえ少量しか収穫できなくとも、この喜びは何物にも変えがたいものがあります。将来必ずハウスを作って完全に虫をシャットアウトして育てるつもりです。

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