革命的コンポストの実態

次世代型コンポストを体感せよ

 
 ネット上には色んなコンポストが紹介されてますが、大概、始め方、つまり最初の触りしか、紹介してなくて、実際に家庭で利用している様子の紹介っていうのは中々見ないんですよね。

そこで、今回は革命的コンポストの実際の姿、実態を紹介していきたいと思います。

口を拭ったティッシュでフライパンを拭き拭き


 まず、こういったフライパンや、鍋についている油汚れや、残りカスを拭き取ります。これは口を拭いた後のティッシュを使っています。新聞紙を適当な大きさに切って台所に常備しておいて、それで拭き取るのも良いと思います。多少塩分が含まれていても大丈夫ですので、カレーや、味噌汁の残り汁なども、ちゃんと拭き取りましょう。

 塩分や油分が環境に与える影響は大きいですからね。そのまま下水に流れてしまうとに負荷がかかります。



 コンポストに入れる前に台所にですね、一時置き場として、こういったタッパーに生ごみを入れておきましょう。そのまま置いて置くと、コバエなどが発生しやすいですからね。これは祖父母の家にあった、雪印のタッパーでしょうかね?昭和製のとてもオールド感漂う代物ですが、十分使えております。

卵の殻から魚の骨から、おおよそ全ての台所ゴミを溜めておきましょう。

 そして一杯に溜まったら、コンポストに入れていきます。大体2日に一回程度の頻度で投入しています。


 これが、革命的コンポストです。何が革命的かって言うと、ただの収納ボックスや衣装ケースを加工せずに、そのまま使える点と、米ぬかだけを使用していているので初期費用が無料の点、そして一番のポイントは温度が高い点で常に50-60度あります。現在、2ヶ月目なんですが、初日から今まで50度を切っていません。


 上に乗せているのは、洗濯ネットに、シュレッダーを通した新聞紙を詰め込んだものです。これをコンポストの上に置くことで、保温の役割を果たし、温度を維持できます。

 このコンポストは上部しか空間が開いていないので、ダンボールコンポストや不織布コンポストの様に湿気で側面が濡れたり、穴が開いたりもしません。大容量かつ幅広なので、たくさんの生ごみを投入できますし、スコップでかき混ぜるのも容易いです。


 卵の殻も入れても大丈夫だし、玉ねぎの皮もおk、内臓や骨など、有機物なら何でも入れておkです。


 これはドリアンです。ドリアンやパイナップルの葉っぱ、マンゴスチンの皮、筍の皮などを今までこのコンポストに入れています。

 豚のスペアリブ、パイナップルも入れています。ドリアンは一回り小さくなって、ヘナヘナになっています。

 塩分をわざわざ畑に少量撒く人もいますからね。味噌汁やカレーの残りなども全然入れて大丈夫だと思っています。


そしてこれがココナッツの殻ですね、これは相当強敵です。

 コンポストに入れる生ごみって、水を切った方が良いとか細かくした方が良いとか言いますが、このコンポストは温度が常に高いので、そのまま何もせず投入できますし、この様に水を足さなければならないくらいスグに乾きます。温度が高いと生ごみの分解スピードも早い様です。

 それと匂いなんですが、最初はフルーティな匂いなんですが、徐々に味噌と納豆が混ざった様な、濃い出汁の様な匂いがしてきますので、室内でも置けないことはないですが、出来ればベランダなどの野外の設置が望ましいですね。

 卵の殻を入れた場合、カニ臭がします。甲殻類的なね、何と言うか、カルシウムが分解される過程で出る匂いなんでしょうかね。なので、そこは要注意ですね。そこまで悪臭ってわけでは決して無いですけどね。

 このくらいの容器であればね、本当に家族四人ぐらいの生ごみをちゃんと分解できますからね。現実的なコンポストだと思います。ダンボールだとやはり容量にチョット無理があるんですよね。

 最後に馴らして、マルチに生ごみが付着しない様に、一枚だけ新聞紙を敷いて、温度計をセットします。この温度計は必ず設置しましょうね。温度はすごく重要ですからね。そしてマルチを置きます。これで次の日にはもう発熱分解が始まって、熱々になります。


 使用している容器なんですけど、これは収納ボックスで、幅61 奥行37 高さ33。ホームセンタなどで2000円弱で購入できると思います。

まあ、家の押入れに余っている衣装ケースがあればね、それを使うに越したことはないと思います。


 でですね、コンポストのコツとしては、如何に温度を維持させるかがポイントなので、この様に、これは、ていうかこれも、祖父母の家に眠っていた毛布なんですけど、こういったもので側面を保温してやると、凄く調子が良いです。重たい布団とかね、田舎には眠っていると思うので、そう言うのをね、捨てる前に、この様に活用すればね、無駄がないですし、とても良いことだと思います。こんな風にダンボールを側面にあてがっても良いですし、保温材ならなんでもあてがってください。とにかく温度がポイントですので、置く場所も暖かく陽が当たる場所などが一番よいです。


で、この様に洗濯バサミで止めて、虫が入らない様に、収納袋で覆います。持ち手が、丈夫なので、持ち運びも楽ですしね、どうでしょうかね?革命的コンポスト。

 生ごみをね、畑や庭に埋める方法もあるんですけどね、メタンガスが出る可能性もあるので、ま、やはり、ちゃんとしたコンポストで分解した方が良いとは思うんですよね。


コメント

  1. はじめてコメントさせて頂きます。革命的コンポスト、とても興味深く拝見させていただきました!!一点質問なのですが、洗濯ネットにシュレッダーをした新聞紙を入れているもの、あの中身は必ず新聞紙じゃないといけないのでしょか?職場にシュレッダーがあり、様々な書類の残骸がたくさんあります。それではダメでしょうか?

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  2. 一年前のコメント。見逃していました。本当に申し訳ありません。洗濯ネットの中身は有機物であればなんでも良いです。普通の書類で大丈夫だと思います。

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