革新的なミミズコンポストの紹介

ペットとしてのミミズ達

ミミズコンポストを利用して早一年、ミミズをどんどん好きになっている自分がいます。元気に動く様は、活力を貰えますし、見る喜び、増える喜び…など、私の目と心を楽しませてくれています。そんな彼ら、日夜、生ゴミを食べて黒い黄金と呼ばれる堆肥をせっせと量産してくれているのです。こんなにも従順で、有益な生き物が他に見当たるでしょうか?私には思いつきません。まるで黄金の卵を産むガチョウの様です(架空の話ですが…)。そんな、ミミズコンポストですが、日本ではまだまだ利用する人が少ないのが現状です。何故でしょうか?

タライを使用したミミズコンポスト
希望の星、みみずクン⭐️

ミミズ飼育=面倒で煩雑なイメージ

現在、日本ではミミズコンポストについての知識がアップデートされていません。ミミズを飼う=何か特別な容器が必要だというイメージが染み付いてしまっています。難しい、手間がかかる、とも思いがちです。なので、始めるにあたって「ミミズコンポスト専用容器」を購入するか、「自分で加工して作る」か、という2つの選択肢しか考えられていません。こうなると、ハードルが高くなってしまいます。ですが、実は知られていない第3の選択肢が有り、そして、その選択肢こそが最も最良の方法なのです!


ミミズコンポスト容器に穴はいらん、タライで十分

タライや収納ケース、家にありますか?あるなら、すぐにミミズコンポストを始められます。実は私のYouTube動画でも紹介している様に、ミミズは穴が空いていないタライなどの容器でフツーに飼えるのです。重要なことなので、もう一度言います。ミミズは穴が空いていないタライや衣装ケースなどで、なんっっっの問題もなく飼えます!それについては、経験上、疑いの余地がありません。異論があるならどうぞ、コメント受け付けてます。

タライを使ったミミズコンポスト
ただのタライ。DIY?やってられっか

選択肢から「ミミズコンポスト専用容器」と「DIY」を消せ

タライや収納ケースでokならば、始めるに当たっての障壁が随分と低くなったのではないでしょうか?専用容器に使うお金もセーブでき、加工という手間暇も省けました。しかし、穴が空いていない容器を使うメリットはそれだけではありません。ただ単に金と手間を節約できるだけじゃあないのです。専門容器には決して真似のできない最大の特徴がタライや収納ケースにはあるのです。

ミミズコンポストの革命や

防虫や簡単な移動が専用容器にできるか?

タライや収納ケースには、100均の収納袋ですっぽりと全体を覆うことが可能です。この収納袋は被せることによって、防虫の役割と万が一ミミズが逃げても、捕まえることができる機能を併せ持ちます。さらにタライなどは単純な構造の為、持ち運ぶのも、いともたやすく、猛暑や冬場の際、日陰や室内へ簡単に移動させる事ができるのです。そして最大のメリットがフタがない(フタをしない)ことにあります。ミミズを飼う上で、フタは必ず必要だと思いがちですが、これも固定概念に過ぎず、不要です。下記にて、なぜ不要なのか理由を説明いたします。

防虫、持ち運び共にok

ミミズコンポスト容器にはフタもいらん、新聞紙で十分

虫=逃げる=フタがいる。この方程式、おそらく99%の虫には当てはまります。しかし、ミミズ君は奇問珍問の類。彼らに常識は当てはまらないのです。頭を柔らかくして、考えてみてください。なぜミミズが這うのか、否、這 え る の か?と…彼らは、基本ヌルついています。このような性質は水と相性が良いのです。雨の日の翌日、よくミミズがアスファルト上で死んでいますよね?アレは間違いなく新天地を目指した結果だと思われます。つまり濡れた地面によって初めて遠距離移動が可能になるわけです。ミミズが地面を這う姿、ナメクジの這う姿に瓜二つです。ナメクジも雨が大好きですよね?両者に共通の点は湿り気が大好きだという点です。この特徴の逆を言えば、湿り気以外の場所では移動が 不 得 意 あるいは、不 可 能 と結論づけられます。


フタをしないと、乾燥という「見えない檻」が出来る

フタをすれば空気が淀みます。そして蒸れます。プラスチックのフタならば尚更です。いくら空気孔を開けたって、側面や上蓋には水滴がつくでしょう。こうなると、ミミズは待ってましたとばかりに水滴を足掛かりにして、移動を始めます。彼らにもミミズ関係があります。我慢ならない奴からは離れたいと願うのは生き物の本能です。そうなると新天地を目指して、脱走を図るわけです。これがフタをするデメリットです。

しかし、この様なミミズの策略にはフタをしないという単純な方法で阻止することが可能なのです。なぜなら、コンポスト容器の側面が乾いているので、ミミズはわざわざ登ってきません。登ることが不可能なのではなく、乾燥した所がとても苦手なんだと思います。論より証拠。私のタライコンポストを見てください。フタの代わりに、土の上に新聞紙とプチプチを敷いただけです。現在までに、このやり方で1匹たりとも脱走しておりません。

固定観念を崩せ!

ミミズコンポストティーは本当にミミズの尿なの?

もう一点指摘しておきたいことがあります。それはミミズコンポストティーと呼ばれる液体についてです。この液体は上下に分かれた専用容器の下に溜まっていくのですが、果たして、本当にミミズの尿なのかと言えば、少し疑問なのです。何故なら、生ゴミをザルに入れて置いておけば、下には結構な量の液体がスグに溜まります。構造的にはザルも専用容器と変わらないので、下に溜まる液体は生ゴミの汁の可能性が高いのです。もちろんミミズの尿も含まれているとは思います。しかし、私はミミズの糞とゴミ汁が溶け合ったものがほとんどだと考えています。


面倒臭い構造の専用容器

ハッキリ言ってしまえば、ミミズ液肥はミミズの糞を水で溶かすとすぐに作れます。なので、コンポストティーなどと言ってありがたがる必要もないと思います。それに専用容器などの上下に分かれた構造の場合、下の容器のコックなどから液体が漏れ出す可能性がありますし、下の容器にミミズが入り込んでしまうこともあります。これらの煩わしい問題は、タライや収納ケースでは一切起こりません。


次世代のミミズコンポスト=タライコンポスト

ミミズコンポストは一般的に思われている様な難しいものではなく、タライや収納ケースさえ有れば既製品よりも、はるかに優れたミミズコンポストとして、簡単に始める事ができます。これは、一年間でミミズを何倍にも増やした私が言うので間違いありません。私自身、ここまで簡単に飼えるとは思っていませんでした。全てはタライのおかげなのです。


ミミズコンポスト人口増加の一助に

穴なし、フタなしでも飼育可能という、今までのミミズコンポストの常識を覆す事実を広めることによって、ミミズコンポストの裾野が広がり、1人でも多くのミミズコンポストユーザーが誕生することを願っております。

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