ミミズの交尾
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交尾中のミミズ。タライコンポストでは日常の風景 |
ミミズを増やす=交尾をさせる
ミミズが増えれば、沢山の生ゴミを素早く消化してくれます。増える=交尾をするであり、つまりはミミズを増やすためには、安心して交尾を行える環境にしてあげなければならないです。
彼らの身になって考えると、豊富な餌、空気層(繊維質)のある土、適度な湿度、こういった条件が思い浮かびます。ですが、私が思う、もっとも重要な要素は以下の三点です。
微生物
ミミズを対象とした実験で、殺菌した有機物のみで育てたミミズは、死んでしまったという結果があります。つまり、微生物はミミズにとって、生き死にがかかる、とても重要な要素なのです。ですが微生物は落ち葉に付着しているので難しく考える必要はありません。定期的に落ち葉を与えるだけでokです。
ミネラル
(ここからの説明に裏付けはありません、私個人の想像です)そして、ミネラルはコンポスト内を適切なphに保ち、ミミズの体を丈夫にしてくれる作用がありそうです。特に卵の殻にはカルシウムが豊富に含まれており、ミミズが卵を産む際に重要な役割を果たしていると思います。牡蠣殻などでも良いでしょう。与える時はなるべく粉末状にしてあげてください。
酸素
そして、私が最も重要視しているのが、酸素です。ミミズ達は、土と土の上に置いたプチプチの間によく安住しています。ミミズコンポストを紹介しているサイトでは土の状態が悪い時、表面にミミズが集まってくる、という記載がありますが、それは、その限りではありません。ミミズは居心地が良い時、表面に集まってくる習性が間違いなくあります。理由として、酸素確保と交尾相手の発見という二つが考えられます。
地上の方が交尾相手を見つけられる?
ミミズの交尾は珍しい光景で中々見ることは出来ない、という話もありますが、私のタライコンポストでは季節に関係なく、毎日の様に見る光景です。フタ代わりの新聞紙とプチプチを取ると、表面に集まっている沢山のミミズを見ることができます。そこでは何匹かが必ず交尾をしています。おそらく土の表面では、ミミズが互いの身体を発見するのも、絡み合うのも、容易なのでしょう。
交尾=大量のエネルギーを消費
そして…(何度も言いますが個人の想像です)交尾は大量のエネルギーを消耗します。それは地球上の全生命に共通の事柄です。つまりエネルギー源である酸素を消費するのです。ミミズ達には、口がありません。皮膚呼吸です…なので土の中よりも土の表面の方が酸素を吸収しやすいのです。つまり酸素を取り入れ易い土の表面=交尾中のミミズにとっては最適な環境となるのです。こういった理由から酸素がたくさんある環境が、ミミズの繁殖には重要だと結論づけています。
フタをしないタライコンポストこそが最善
よって、ミミズを増やしたいのならばタライや収納ケースを使い、フタの代わりにプチプチや新聞紙だけを土の上に置くというやり方が最も理にかなっていると思われます。酸素も十分供給できて、側面が乾燥しているので、逃亡も防げます。
ミミズコンポストには経験上タライが1番です
これからミミズコンポストを始める方へ
私が購入したのは下記のサイトからで、ミミズ500gが税込4730円で購入できます。(※知り合いでもアフィリエイトでもありません)。この業者のサイトはhttps(暗号サイト)ではないので、私はメールから注文しました。
タライはamazonやホームセンターで57cm×20cm程の大きさの物が1500円〜2000円で購入できます。他に100均の布団収納袋があれば完璧です。
こんなご時世だからこそ、生ゴミを減らして環境に負荷をかけない生活をしてみませんか?出来た堆肥を使いプランター栽培でイチゴなどを収穫できたら最高に楽しいですよ。
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